「おにぎらず」は、その名の通り「握らず」に作れる手軽さで、アウトドアシーンにぴったりのお弁当です。
海苔に乗せて、包んで、切る、の簡単3ステップ!
見栄えも良くって、ピクニックや運動会のお弁当にも最適ですよね。
でも、外の暑さや、長時間の持ち歩きを考えると、具材が傷まないか気になるところ。
そこで今回は、おにぎらずに最適で傷みにくい具材、避けた方が良い傷みやすい具材、そして食中毒を防ぐためのポイントを集めてみました。
ぜひチェックして、安心しておにぎらずを楽しんでくださいね。
傷みにくいおにぎらずの具材ってどんなもの?
おにぎらずは、見た目もキュートで持ち運びにも便利。
でも、特に暑い季節や長時間のお出かけの際は、具材の選び方にちょっと気を使いたいところです。
ここでは、おにぎらずにおすすめの、傷みにくい具材をピックアップしてみました。
加熱された肉・魚は最適
- 焼いた鮭やサバ、焼き肉やそぼろなど、しっかりと火を通した肉や魚
- ハムやウインナー、ベーコンのような加工肉
これらは、加熱によって菌が死んでおり、水分も少ないため腐りにくいんです。
さらに、しっかりとした味付けが傷みにくくする助けにもなってくれます。
自然な殺菌作用を持つ食材
- 梅干し、しょうが、お酢など
これらは自然な殺菌作用があり、おにぎらずをより安全に楽しめます。
特に梅干しは、高い塩分濃度が食中毒のリスクを下げるのに役立ちますよ。
塩分の多い食材
- 昆布の佃煮、塩昆布
- きんぴらごぼう
- たくあん
- 焼肉
味付けがしっかりしていると、塩分が多くて微生物の繁殖を防ぎやすくなります。
ただし、タレや煮汁のような水分は多いと傷みやすいので注意が必要です。
火を通した卵や野菜
- 卵焼き、炒め物など
加熱することで菌が死滅し、さらに水分も抑えられるため、傷みにくくなります。
おにぎらずに使うときは、しっかり火を通してから入れるといいでしょう。
これらのポイントをおさえて、お出かけのお供におにぎらずを安心して持っていきましょう。
おすすめおにぎらず具材
傷みにくい具材で、おにぎらずにぴったりの人気の中身をご紹介します。
具を何にするか迷ったらぜひ作ってみてください。
スパム+卵焼き
スパムと卵焼きのコンビは、おにぎらずでとても相性がいいです。
見た目もバッチリ。スパムのピンクと卵焼きの黄色が映えて、運動会やピクニックに持っていくと、自慢の一品になること間違いなしです。
スパムがないときは、ハムやウインナーでも代用可能ですよ。
照り焼きチキン
鶏の照り焼きはその甘辛さでごはんとの相性が抜群。
おにぎらずに入れるときは、タレの水分をしっかり飛ばしてから使うのがコツ。濃い味付けは傷みにくさを助けてくれるので、おすすめですよ。
きんぴらごぼう+大葉
シャキシャキしたきんぴらごぼうは、水分が少ないためおにぎらずにぴったり。塩分も自然な防腐作用を発揮します。
また、大葉の清涼感ある香りは食中毒予防にも一役買ってくれます。これは、大葉に含まれる成分が強い殺菌作用を持つためです。
キンパ風おにぎらず
キンパ(韓国風のり巻き)のおにぎらずバージョンです。
牛肉や野菜、卵など、火を通した具材を使用するため安心。
カラフルな見た目とごま油の香りが食欲をそそります。
おにぎらずには向かない傷みやすい具材について
おにぎらずを作る時、美味しくても傷みやすい具材は避けたいですよね。
ここでは、そんな具材とその特徴をご紹介します。これを参考にして、おにぎらずをもっと安全に楽しんでみてくださいね。
水分が多い生野菜
ビジュアル的に魅力的なレタスやトマト、キュウリなどですが、これらの生野菜は水分をたくさん含んでいるため、時間が経つと水分が出てきて、雑菌が繁殖しやすくなります。
野菜を入れたいときには、火を通して水分を飛ばした野菜を使うといいでしょう。
汁気のあるおかず
煮物や肉じゃがなど、元々汁気の多いおかずも時間がたつと傷みやすくなります。
これらをおにぎらずに使う場合は、煮汁をしっかり煮詰めるか、できるだけ汁気を除去してから使用してください。
生魚や魚卵
新鮮なネギトロやイクラ、しらすなどは美味しいですが、生のままでは傷みやすいです。
特に暑い季節には避けた方が無難です。食べたい場合は、事前にしっかり火を通すようにしましょう。
マヨネーズを含むもの
マヨネーズ自体は酸性で傷みにくいですが、他の食材と混ざると、塩分で水分が出てきてしまい、傷みやすくなります。
特に、ポテトサラダやマカロニサラダのような、生野菜を多く含む料理は注意が必要です。
半熟の卵
半熟卵やだし巻き卵は美味しいですが、中が流動的な状態だと、水分が多く食中毒のリスクが高まります。
おにぎらずに卵を使用する場合は、しっかりと火を通してから加えることが大切です。
おにぎらずを安全に楽しむためのポイント
おにぎらずは持ち運びが便利でおいしいですが、食中毒を防ぐためにもいくつかのポイントを守ることが大切です。
ここでは、安全におにぎらずを楽しむための方法をまとめてみました。
直接手で食材に触れない
おにぎらず作りでは、直接手で食材に触れることなく、清潔な使い捨て手袋やラップ、菜箸を使いましょう。
これにより、雑菌の繁殖を抑え、食中毒のリスクを下げることができます。
お酢を活用する
ご飯は湿度が高いため、微生物が繁殖しやすい環境を提供してしまいます。
お酢には優れた殺菌効果があるため、ご飯に少量のお酢を混ぜて炊くことをおすすめします。
これでご飯がさらに安全になり、香りも気になりません。
ご飯と具材を冷ましてから使用
作る前にご飯や具材をしっかり冷ますことが大切です。
熱い状態で包むと湿気がこもり、菌が繁殖しやすくなるためです。
ご飯はバットに広げて冷まし、具材も粗熱を取ってから使用しましょう。
具材の水分を抑える
おにぎらずに使用する具材の水分はなるべく取り除きます。
特に水分が多い生野菜や茹で野菜は、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取りましょう。
肉や魚も、加熱して余分な水分を飛ばすことが重要です。
保管と持ち運びに注意
おにぎらずを長時間持ち運びや保管する際は、温度管理が鍵となります。
保冷バッグや保冷剤を使って、10℃以下で保つことで雑菌の増殖を抑えられます。
また、作ったらなるべく早く食べるようにしましょう。
これらのポイントを守ることで、おにぎらずを美味しく、そして安全に楽しむことができますよ。
まとめ おにぎらずにピッタリ!傷みにくい具材と安全に作るコツ
おにぎらずはその手軽さと食べやすさで多くの場面で活躍しますが、適切な具材選びと調理法が食品の安全を保つ鍵となります。
おすすめの具材は以下のとおりです。
- 加熱・加工された肉や魚:火を通すことで雑菌の繁殖が抑えられます。
- 殺菌効果のある食材:梅干しやしょうがなど、自然な殺菌作用を持つ食材が良いでしょう。
- 味付けが濃い食材:塩分や調味料が多い食材は、自然と保存性が高くなります。
- しっかり火が通った卵や野菜:完全に加熱することで安全性が増します。
一方、水分の多い生野菜や生魚、汁気の多い惣菜、マヨネーズを使用したものは避けるべきです。
普段は半熟卵が好みでも、おにぎらずではしっかりと加熱したものにしましょう。
作るときには、素手での調理は避け、使い捨ての手袋やラップを使用して衛生的に扱いましょう。
また、作った後は適切に冷却し、保冷剤を使って保管することが食中毒を防ぐ鍵となります。
これらのポイントを抑えて、おにぎらずを安全かつ美味しく楽しんでください。