愛知県瀬戸市で毎年9月に開催される「せともの祭」、日本三大陶器祭りの一つに数えられるこのイベントは、陶器ファンには欠かせないお祭りですね。
2024年は、9月14日から15日の2日間、名鉄尾張瀬戸駅周辺と市内一円が華やかな装いに変わります。
この記事は、アクセス方法と駐車場の詳細、見どころなど、瀬戸物祭りを満喫するための便利な情報をお届けします。
楽しい時間を過ごすための準備はこれでバッチリです。
せともの祭2024の基本情報
【第93回 せともの祭 基本情報】
- 開催日:2024年9月14日(土)・15日(日)
- 場所:名鉄尾張瀬戸駅周辺および市内一円
- 時間:14日(9時~18時)、15日(9時~17時30分)
- アクセス:東海環状自動車道「せと赤津」ICから車で約10分
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」下車すぐ - 入場料:無料
瀬戸物祭は、1933年から始まった産業祭りで、江戸時代の磁器製法を学んだ加藤民吉翁を記念しています。
愛知県内はもちろん、遠方からも多くの人々が訪れ、特に尾張瀬戸駅周辺は大変賑やかで、人で溢れています。
約200のお店が軒を連ねるこの「せともの祭」なら、きっとあなたのお気に入りの逸品が見つかるはずです。
せともの祭の会場は二箇所:メインエリアと品野エリア
瀬戸物祭では、メイン会場として名鉄尾張瀬戸駅付近と、もう一つの魅力的なスポットとして品野エリアがあります。
メイン会場:名鉄尾張瀬戸駅近く
メイン会場は名鉄尾張瀬戸駅からすぐ近く。
アクセスも良く、祭りの中心地であるため、このエリアから祭りの体験を始めるのがオススメです。
会場の周辺は、連なるテントが特徴的で、陶磁器を愛する人たちにとっては見逃せない光景が広がっています。
ここでは、文化と芸術の魅力に触れながら素敵な時間を過ごせること間違いなしです。特に花火は見逃せません。
品野エリア
道の駅を含む広範囲。こちらはメインエリアから少し離れていますが、訪れる価値ありです。
時間が許せば、品野エリアにも足を延ばしてみてください。
独自のイベントや見どころが満載です。
もちろん、尾張瀬戸駅周辺だけでも様々なイベントやアクティビティで盛り上がります。
せともの祭のアクセス方法:尾張瀬戸駅周辺
瀬戸物祭りで最も賑わうメイン会場は、名鉄尾張瀬戸駅のすぐそばにあります。
電車でのアクセスが便利です。
この場所が祭りの中心地で、多くの人々で賑わっています。
電車でのアクセス
メイン会場へは名鉄瀬戸線の「尾張瀬戸駅」が最寄りです。
駅を降りればすぐに祭りの盛り上がりが感じられます。
駅から会場までは徒歩すぐなので、アクセスは非常に便利です。
車でのアクセス
- 東海環状自動車道「せと赤津」ICから車で約10分
- 東海環状自動車道「せと品野」ICから車で約15分
尾張瀬戸駅周辺には複数の駐車場がありますが、祭りの日は混雑が予想されます。
2024年せともの祭の駐車場情報
せともの祭花火大会での駐車場は、無料スペースが用意されています。
車でお越しの方は、事前に駐車場を確認しておくと良いでしょう。
せともの祭の無料駐車場
以下の場所で駐車が可能です。
- 瀬戸市役所:150台
- 窯神グラウンド:400台
- 旧深川小学校:250台
- 文化センター:420台
- 南公園グラウンド(野球場):280台
- 水無瀬中学校:300台
- 陶原公民館:200台
- 瀬戸商工会議所:50台
各駐車場は8:30から20:00まで開放しています。
無料駐車場は早めに満車になることもあるため、ピーク時間を避けるのが賢明です。
また、雨天時には小中学校のグラウンドが利用できないので、その点もご注意ください。
近隣の有料パーキング情報
- タイムズ三郷駅前:4台
- タイムズ三郷駅前第2:11台
- タイムズ三郷駅前第3:21台
- タイムズ高蔵寺駅前第2:16台
これらの駐車場は早めに満車になる可能性があるため、計画的に行動することをお勧めします。
また、会場周辺での交通規制があるため、それも事前に確認しておくとスムーズです。
交通規制は7:00から20:30までの間で行われる予定です。
尾張瀬戸駅周辺メイン会場の見どころと楽しみ方
尾張瀬戸駅のメイン会場に着いたら、まずは情報満載のパンフレットと無料で配られるうちわを案内所でゲットしましょう。
これらを手に入れることで、祭りをスムーズに楽しむ準備が整います。
メイン会場でぜひ訪れたいスポットをいくつかご紹介します。
瀬戸物大廉売市
メイン会場の目玉の一つは、瀬戸川沿いで開かれる「瀬戸物大廉売市」です。
ここでは、さまざまな種類の陶磁器が驚くほどの低価格で提供されています。
例えば、「このかごの中のどれでも100円!」というようなワクワクする価格設定もあります。
廉売市では、店主との値段交渉も楽しみの一つ。
大量に購入する際には、交渉してみるといいでしょう。多くの場合、価格を下げてもらえることがあります。
普段から瀬戸で営業している店舗も、祭りの期間中は特別な価格で商品を提供しています。
以前から気になっていた陶器が、安価で手に入るかもしれません。
しっかりチェックして、お得な商品を逃さないようにしましょう。
瀬戸蔵とそのミュージアムの魅力
瀬戸川の南岸に位置する「瀬戸蔵」は、一年中公開されている施設で、祭りのない時期でも訪れることができますが、祭り時は特に盛り上がります。
施設内は空調完備で、涼しく快適です。
瀬戸蔵の1階では、様々な瀬戸物を特別価格で購入できることもあり、お得にショッピングを楽しめます。
2階と3階はミュージアムとして利用されており、瀬戸市の歴史や瀬戸焼に関する知識が深まる展示がされています。
ミニチュアで再現された昔の街並みを見るだけでも楽しいですよ。
入場料は大人500円、高校生から大学生、65歳以上は300円、中学生以下と障がいをお持ちの方、妊婦は無料です。
瀬戸蔵でのイベントも多くありますので、チェックしておきましょう。
青の広場での体験
青の広場では、瀬戸染焼の展示や販売、職人の実演が見られます。
陶芸を愛する人にとっては外せない場所です。
子供向けのワークショップもあり、陶芸を楽しみながら学ぶことができます。
ステージイベント
尾張瀬戸駅前の窯神橋には特設ステージが設けられ、様々なパフォーマンスが繰り広げられます。
せと銀座商店街
メインストリートを北へ進むと、昔ながらの「せと銀座商店街」があります。
レトロな喫茶店やとんぼ玉屋、小物屋を巡りながら、懐かしい雰囲気を楽しめます。
お祭り中は特別セールが行われ、臨時の飲食店も出店して賑わいます。
瀬戸焼きそば
祭りでの食事についてはご心配なく。
飲食の選択肢は多彩で、屋台や弁当のほか、近くの商店街にあるカフェも利用できます。
瀬戸市のB級グルメ「瀬戸焼きそば」も食べることができますよ。
ぜひお楽しみください。
品野エリアでのおすすめ体験
メイン会場を存分に楽しんだ後、時間が許せば品野エリアに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
品野エリアには、「品野陶磁器センター」や「道の駅瀬戸しなの」があり、広い駐車場でのイベントが特徴です。
ただし、このエリアへは車でのアクセスが必要ですので、その点が少しハードルかもしれません。
品野の窯元の作品は、尾張瀬戸駅近くのメイン会場でも手に入りますので、無理して足を運ぶ必要はありませんよ。
品野エリアへのアクセス方法と駐車場情報
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」から品野方面へ向かうバスに乗り、「品野坂上」バス停で下車後、徒歩約10分でアクセス可能です。
タクシーを利用すれば、尾張瀬戸駅から約15分で到着します。
車では、ナビに「品野陶磁器センター(〒480-1207 愛知県瀬戸市品野町1丁目126-2)」または「道の駅瀬戸しなの(〒480-1207 愛知県瀬戸市品野町1丁目126-1)」を設定してください。
駐車場は無料で、1,000台の広大なスペースがあり、混雑はしていますが、駐車場所を見つけることに困ることはありません。
品野エリアの見どころ
品野陶磁器センターでは、瀬戸物祭の期間中、特別割引で多種多様な陶磁器が販売されています。
隣接する道の駅しなのの駐車場では、陶器の卸業者が連なるテントで、驚くほど安い価格でアイテムが豊富に取り揃えられており、100円セールなども実施されています。
テントの数はメイン会場よりも少ないですが、魅力的な商品が多く見られます。
また、小さな緑の芝生スペースでクラフト品を扱うテントも出店しており、訪れる価値があります。
地元の食材を使ったランチや瀬戸焼きそばを提供するレストランもありますし、道の駅瀬戸しなのでは新鮮な地元野菜をお土産に選ぶのもおすすめです。
設備の細部にも注目で、特にお手洗いの陶器製シンクが素敵ですよ。
品野エリアに訪問したほうがいい?
イベントは尾張瀬戸駅周辺と品野陶磁器センターの2か所で開催され、品野のほうが規模が小さいです。
品野はアクセスが少し難しいため、車がない方には厳しいかもしれません。
時間に余裕がある場合は、どちらのエリアも訪れることをおすすめしますが、メイン会場だけでも十分に楽しめます。
せともの祭を楽しむためのポイント
瀬戸物祭は陶磁器愛好家にとって待ち遠しいイベントです。
もし初めての参加なら、ぜひ知っておきたいコツがあります。
キャリーカートを持って行こう
「少し買うだけ」と思っていても、実際は違うものです。
気がつけばたくさん買ってしまい、その重さに苦しむことも。
特に、陶器の重さは想像以上です。
そんな時、キャリーカートが大活躍します。
ただし、多くの人が集まるイベントなので、カートを使う際は他の人に迷惑がかからないよう注意しましょう。
熱中症対策を忘れずに
9月でも日中は暑くなることがあります。
帽子をかぶる、日傘をさすなど、熱中症対策はしっかりと。
会場ではうちわが配られているので、ぜひ利用しましょう。
また、水分補給は非常に重要です。自分で飲み物を持参するのがおすすめですが、会場内でも購入できます。
暑さで疲れたら、冷房の効いた瀬戸蔵で一休みするのもいいですね。
初日の訪問がおすすめ
瀬戸物祭りで特にお得なアイテムをゲットしたいなら、初日の訪問がおすすめです。
人気の商品はすぐに売り切れてしまうことが多いからです。
ただし、開店直後は店舗の準備が整っていないことも。
早ずぎないちょうど良い時間に到着することがポイントです。
初日は、夜にはメイン会場で花火も楽しめます。
せともの祭の花火大会の基本情報と穴場
瀬戸物祭での訪問予定がある方は、祭りのクライマックス、花火大会も楽しみましょう。
20分間の輝きが、夏の夜を一層魅力的に彩ります。
開催日時:2024年9月14日(土)18:25から18:45まで(20分間)
荒天の場合は15日(日)18時5分~18時25分
打ち上げ場所:瀬戸川河川敷
せともの祭の花火を見るのにおすすめのスポットもご紹介しますね。
- 窯神神社:高台に位置しており、開放的な視界で美しい花火を堪能できます。
- 瀬戸市文化センター:打ち上げ場所に近く、隣接する南公園にはトイレや子供向けの遊具も完備されているため、家族連れにも便利です。
- アピタ瀬戸店:屋上が公開されており、ここから花火を一望できます。
名鉄尾張瀬戸駅すぐ近くの、南西方向の空に見える華やかな光のショーをお見逃しなく。
まとめ せともの祭り【2024】駐車場とアクセス情報!日程や見どころをチェック
瀬戸物祭は、日本三大陶器祭りの一つとしても知られ、多くの陶磁器愛好家や観光客を魅了する人気イベントです。
イベントの内容は多岐にわたるので、現地で配布されるチラシをよく読んで、詳細をチェックしましょう。
メイン会場の尾張瀬戸駅周辺だけでなく、少し離れた品野エリアでも独自のイベントが楽しめます。
手頃な価格で質の高い陶磁器を購入できるチャンスはもちろん、花火大会や各種パフォーマンスなど、幅広いアクティビティが予定されています。
この機会に、お気に入りの陶器を見つけてくださいね。