デザートのデコレーションに便利なチョコペンは、クッキーにデザインを加える際に特に役立ちます。
しかし、使用してみると、チョコペンが思うように固まらないという問題に直面することもあります。
この問題の原因は、チョコペンには固まりやすいタイプと、固まりにくいソフトタイプの二種類があるためです。
万が一、ソフトタイプのチョコペンを購入してしまった場合でも、対処法はあります。
この記事では、その方法を詳しくご説明します。
- チョコペンが固まらない主な理由
- ソフトタイプのチョコペンを固める方法はある？
- チョコペンが固まらない時に代わりに使える代用品
- チョコペンでデコったクッキーのラッピングと持ち運び方
チョコペンのタイプを間違って買ってしまったときも、これから紹介する情報があれば安心です。お菓子作りをさらに楽しんでいただければと思います。
チョコペンが固まらない主な理由
チョコレートペンが固まらないのは、多くは、ソフトタイプを使用しているからです。
市販されるチョコレートペンには、速乾タイプとソフトタイプの二種類があります。
もしかしたら、速乾タイプの仕上がりを想像していたのに、ソフトタイプを購入してしまったのかもしれません。
- 硬い状態で売られています。
- 使用する前に湯煎で温める必要があります。
- 使用後すぐに固まり、崩れにくく細かいデザインもキレイに仕上がります。
- 長時間美しい状態が維持されるため、贈り物としてのお菓子のデコレーションに適しています。
- 柔らかい状態で売られています。
- 準備が手軽で、湯煎や電子レンジでの加熱も必要ありません。
- 速乾タイプと違い、このタイプは冷えても固まらない特性があります。
- 常に柔らかい状態を保つため、細かいデザインには向きませんが、家庭でのお菓子作りには最適です。
このように、ソフトタイプのチョコペンはパンケーキにデザインを描いたり、特別な日のプレート装飾に役立ちます。
チョコソースとしてデザートのトッピングに利用するのにも良いです。温める必要がないので、アイスクリームなどの冷たいデザートのトッピングにも向いています。
チョコペン選びでは、パッケージに表示されている情報を確認し、目的に合ったタイプを選ぶことが重要です。
商品の種類を見極める一つの方法として、実際に店頭で商品を手で触ってみることが推奨されます。
指で押して柔らかければ、それはソフトタイプであると判断できます。
ソフトタイプのチョコペンを固める方法はある？
ソフトタイプのチョコペンは、その特性上、基本的には硬化しません。
このタイプは柔らかさを保つことが特徴で、通常の室温では常に柔らかい状態を維持します。
冷蔵庫で冷やすことによって一時的に固くすることは可能ですが、常温に戻るとすぐに元の柔らかさに戻ってしまうため、持ち運びやラッピングには向いていません。
したがって、購入時には商品が速乾性タイプかソフトタイプかを確認することが大切です。
ソフトタイプのチョコペンを使用する際は、その固まらない特性を理解し、適切な使い方を心がけることが重要です。
ソフトタイプのチョコペンの修正方法
ソフトタイプのチョコペンを使用してデザインを描いた後、やっぱりどうしても固めたい場合の修正の仕方をご紹介します。
このような場合、効果的な対処法として、既に描かれたデザインをスプーンや細いヘラを使って丁寧に削り取り、速乾性タイプのチョコペンで再び描く方法があります。
元のデザインを取り除く作業は慎重に行いましょう。
もし速乾性タイプのチョコペンが手元になければ、代わりに市販のチョコレートを溶かして使用することも可能です。
自宅に市販のチョコレートがあれば、デザインの修正や再作成がスムーズに行えます。
次のセクションでは、この方法についてさらに詳しく説明します。
裏ワザ！チョコペンが固まらない時に代わりに使える代用品
間違えてソフトタイプのチョコペンを購入してしまっていたときなど、新たに速乾タイプのチョコペンを買いに行く時間がないときもあります。
固まらない時に代わりに使える代替方法をご紹介します。
個包装チョコレートを使って、簡単にチョコペンの代用品を作る方法です。
特に、ファミリーパックチョコレートは個装で、身近なコンビニやドラックストアなどでも売られています。
これを利用することで、市販のチョコペンをわざわざ購入しに行く必要がなくなります。
さらに、ソフトタイプのチョコペンとは異なり、この方法で作ったチョコペンはしっかりと固まります。
具体的な手順としては、
- チョコレートを個装袋のままお湯に入れます。
- チョコレートが溶けたら、袋の水分を拭き取って袋の角を少し切り取ります。
- 手作りチョコペンとして使用できます。
たとえば、ロッテのガーナアソートでは、1袋のチョコレートは4グラムです。
これは、「Happy Birthday」などのメッセージを書くのにちょうど適した量が確保できます。
ただし、市販の速乾性チョコペンのように即固まるわけではないため、使用後は冷蔵庫でしっかり固めることをお勧めします。
この代替法はバレンタインデーのトッピングや、手作りお菓子のデコレーションでお菓子同士を接着させたいときにも便利です。
チョコペンを使ったクッキーのラッピングと持ち運び方
チョコペンで装飾したクッキーをラッピングして持ち運ぶ際には、デコレーションが損なわれないように特別な配慮が必要です。
ラッピングは動かないように固定
クッキーがラッピングの中で動かないように、固定できる方法を選びましょう。
例えば、かわいい用紙を裏側に敷いて、袋の口をしっかり折り畳んで平らに閉じる方法が有効です。
保存容器を使用する
ラッピングしたクッキーは運搬中に潰れないよう、適切な大きさの保存容器に入れて持ち運びます。
多くのクッキーを運ぶ場合は、いくつかに分けて容器に入れることが安全です。
温度管理に注意する
クッキーは出かける直前まで涼しい場所に保管しましょう。ただし、冷蔵庫で長時間保冷するのは避けてください。
急激な温度変化により、ラッピング内で結露が発生することがあります。
これらの工夫を凝らすことで、チョコペンで装飾されたクッキーを美しく保ちながら持ち運ぶことが可能です。
まとめ チョコペンが固まらない理由と対処法！ソフトタイプを固める方法と代用品について
チョコペンが固まらない主な原因は、ソフトタイプのチョコペンを使用していることです。
市販されているチョコペンには、速乾性タイプとソフトタイプの二種類があり、速乾性タイプは描いたデザインがすぐに固まるのに対し、ソフトタイプは柔らかい状態が継続します。
ソフトタイプは基本的に固める方法がないため、誤って使用した場合は、スプーンで取り除いてデザインをやり直すことが推奨されます。
また、速乾性タイプのチョコペンが手元にない時には、普通のチョコレートを溶かして使用することが一つの解決策です。
個包装のチョコレートなら絞り出すのも簡単で、チョコペンの代わりに最適です。
今後のお菓子作りにこれらの情報が役立つことを願っています。
