ウタマロクリーナーはお風呂、トイレ、キッチン、リビングといった家中のさまざまな場所の清掃に便利なアイテムです。
しかし最近、ウタマロクリーナーの使用をやめたという声を聞くようになりました。
ウタマロクリーナーをやめた理由として最も多かったのは、床掃除後に残るベタベタ感です。
それでも、ウタマロクリーナーで床を拭くと光沢が出て満足している人もいるのが事実です。
ウタマロクリーナーは中性であり、肌に優しい成分を使用しているため、子供がいる家庭でも安心して使える点は魅力的です。
しかし、床掃除においてはその界面活性剤の高濃度が原因で、不快なベタつきが残ることが問題となっています。
この記事では、そんなウタマロクリーナーの床拭きでの薄め方を徹底解説し、ベタベタ問題を解決する方法を紹介します。
床がピカピカになる使い方のコツを掴んで、快適な清掃時間を取り戻しましょう。
ウタマロクリーナーの使用中止の理由についての実際の声
多くの方がウタマロクリーナーの使用をやめた理由はどのようなものか実際の使用者の声をまとめてみました。
日常の掃除向き
ウタマロクリーナーは日々の軽い汚れを落とすのには向いていますが、放置された重い汚れには対応力が不足していることがあります。
例として、何日も放置されたキッチンの油汚れなどが挙げられます。
日常的な軽い掃除には役立つものの、古い汚れやこびりついた油汚れには専用のクリーナーを使うことが推奨されます。
コストパフォーマンスの問題
多くの利用者が指摘するのは、使用頻度が高くなることで早くなくなってしまうというコストの面です。
便利な反面、特に大家族の場合は頻繁に製品を購入する必要があり、コストがかさむことが問題となっています。
それほどオールマイティーに使える便利な洗剤であるともいえます。
床掃除時のベタつき問題
予想外のフィードバックとして、床を拭いた後に残るベタベタ感が挙げられています。
ウタマロクリーナーに含まれる界面活性剤の濃度が高いため、適切に希釈せずに使うと床がベタベタとした感じになることがあるようです。
この問題を解消するためには、使用前に希釈するか、しっかりとすすぐ必要があります。
ウタマロクリーナーで床がベタベタになる理由と対処法
ウタマロクリーナーは、推奨される使用方法に従っても床掃除時にベタベタ感が残るという現象が報告されています。
まずは、以下の使用方法を再確認してみましょう。
- 油汚れや水アカのある部分に直接スプレーする。
- 頑固な汚れはスプレー後、約5分間放置する。
- その後、布で拭き取るだけで清掃完了(2度拭き不要)。
この方法はシンプルであるにもかかわらず、なぜ床掃除だけに問題が生じるのでしょうか?その理由を調べてみました。
なぜ床がベタベタになるのか?
ウタマロクリーナーが床拭きでベタベタ感を残す主要な理由は、その界面活性剤の濃度が5%と他の床専用クリーナーよりも非常に高いためです。
通常、他の有名な床掃除用クリーナーの界面活性剤濃度は1%未満であることが多いです。
ウタマロクリーナーの界面活性剤濃度は明らかに他の製品よりも高く設定されています。
界面活性剤は多くの洗浄製品に使われる安全性の高い成分ですが、濃度が高いと洗い終わりに滑りやすいヌルヌル感が残ることがあります。
ベタベタ感が残った時の対処法
床を拭いた後にベタベタ感が残る場合の対処法としては、水拭きをすることで界面活性剤を拭き取るのが効果的です。
しかし、これは多くの時間と労力を要します。
そのため、まだ床を拭いていない状態であれば、クリーナーを薄めて使用することが推奨されます。
希釈した後に水拭きを行うことで、界面活性剤の濃度を下げ、床のヌルヌル感を軽減することができます。
希釈の方法は次で説明します。
床掃除時のベタベタ問題を解消するウタマロクリーナーの薄め方
ウタマロクリーナーは通常、二度拭きが不要で非常に便利ですが、床掃除を行った際にベタベタ感が残ることがあります。
この問題を解決するため、適切に薄めて使用する方法を推奨します。
床を洗ってピカピカでサラサラな仕上がりを実現するために、ウタマロクリーナーを適切に薄める方法を2パターンご紹介します。
洗面器やバケツを使用する方法
- 洗面器に水を入れます(バケツを使用する場合は、容量の約1/4~1/5の水で十分です)。
- 洗面器またはバケツにウタマロクリーナーを2プッシュ加えます。
- これで薄めたウタマロクリーナーの準備完了です。
水の量は洗面器の約8割を目安にしてください。ウタマロクリーナーは2プッシュするだけで適切な量が得られるため、手軽に床掃除を行えます。
薄めたウタマロクリーナーを使用する際は、マイクロファイバークロスや雑巾を活用してください。
この方法なら、汚れを効率よく取り除き、床をサラサラに保つことができます。
クロスをウタマロクリーナーに浸した後は、しっかり絞り、拭き掃除を行ってください。
ただ、これが面倒と感じる方もいるかもしれません。
そのような場合は、次のスプレーボトルを使用する方法が便利です。
スプレーボトルを使う薄め方
- スプレーボトルにウタマロクリーナーを10g(約10プッシュ)加えます。
- 190gの水を加え、しっかりと内容物を混ぜ合わせます。
- これで20倍に薄めたウタマロクリーナーが準備完了です。
薄めたウタマロクリーナーをスプレーボトルに入れ、直接クリーニングクロスやワイパーにスプレーして使います。
この方法で薄めたウタマロクリーナーを使用すれば、面倒な二度拭きをせずに済み、ベタベタ感も残りません。
ウタマロクリーナーを薄めると、汚れ落ちの効果が若干弱まることがあります。
20倍に薄めた場合に効果が不十分と感じる場合は、ウタマロクリーナーの量を少しずつ増やし、濃度を上げることをお試しください。
ただし、濃度を高めすぎるとベタベタ感が戻る可能性があるため、ベタベタしない範囲で最適なバランスを見つけることが重要です。
クロスを事前に濡らす必要がないので、スプレーをたっぷりとして床に均一に行き渡らせることがポイントです。
ウタマロクリーナーの使用範囲とその制限
ウタマロクリーナーはその多用途性で知られる清掃製品ですが、使用できる素材とそうでない素材があります。
ウタマロクリーナーの使用が適さない床材
ウタマロクリーナーは多用途に使える便利なクリーナーですが、すべての床材に適しているわけではありません。
特に無垢材の床での使用は避けた方が良いでしょう。
無垢材は水拭きを推奨していないため、水分が染み込んでしまい、シミや黒ずみの原因になることがあります。
塗装された木製の床材には問題なく使用できます。
公式サイトを参考に、使用可能なものと使用できないものを整理しました。
使用可能な場所とアイテム
- キッチン全般
- 換気扇やレンジ周り
- 浴室
- トイレ
- 洗面所
- 鏡
- 窓ガラスやアルミサッシ
- 水拭きが可能な壁紙や床
- 水拭きが可能な家具
- 水拭きが可能なプラスチック製品 など
ウタマロクリーナーは一本で多くの清掃が可能であり、特定の用途に限定された洗剤を複数用意する必要がなく、洗剤選びの迷いや収納スペースの節約に役立ちます。
使用できないアイテム
- 水拭きが不可能な家具、床、壁紙
- 天然石材(大理石など)
- 塗り製品(漆器など)
- 銀製品
- 自動車
- 革製品
- 液晶・プラズマディスプレイの表面 など
ウタマロクリーナーは万能な製品ではありますが、上記の素材には使用を避けることが推奨されています。
これらのアイテムに使用すると、シミの原因になったり、塗装やコーティングが損傷する恐れがあります。
すべてに使えると思い込むのは危険です。
特に価値のある物品に使用する際は、目立たない場所でのテストが賢明です。
ウタマロクリーナーの原液使用が推奨される状況
ウタマロクリーナーで床を掃除するときには、場合によっては原液のまま使用するほうが効果的なことがあります。
特に、食べこぼしでこびりついた床の汚れや、キッチンの頑固な油汚れなど、特定の強い汚れに対しては、ウタマロクリーナーを原液で直接スプレーすると良いでしょう。
これにより、汚れを迅速にピンポイントで取り除くことができます。
床全体を掃除する際は薄めたウタマロクリーナーを使用し、特に汚れがひどい部分には原液を使うという方法が効果的です。
原液で使用する際は、スプレーする範囲を汚れている部分に限定し、使用後は必ず水拭きをして清潔にすることが大切です。
これにより、床にベタベタした残留物が残るのを防ぐことができます。
ウタマロクリーナーの代替となる製品について
ウタマロクリーナーの代替製品について調査しました。
ここでは、人気のある代替品をいくつか紹介します。
重曹とクエン酸
自然志向の方には重曹とクエン酸を使用した掃除方法が人気です。
重曹はアルカリ性で、クエン酸は酸性の特性を持っています。これらを適切に使い分けることで、さまざまな汚れに効果的に対応できます。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダの人気も高まっています。
重曹よりも強いアルカリ性を持ち、特に油汚れに対する効果が顕著です。
強アルカリ性のため使用する場所を選ぶ必要があります。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は安全性と多目的性から注目されています。
特にお風呂場のカビ除去に効果があるとして、好評を得ていますが、正しい使い方が必要です。
市販の多目的クリーナー
ウタマロクリーナーの代わりに、様々なメーカーが販売している多目的クリーナーも選択肢として挙げられます。
例えば、花王の「クイックルホームリセット」などがあります。
自分に合った製品を見つけることが重要です。
まとめ ウタマロクリーナーで床掃除するとベタベタする理由と薄めて使う方法
ウタマロクリーナーを使用をやめる主な理由として挙げられるベタベタ問題と、床拭き時の適切な薄め方について説明しました。
床がベタベタになるのが気になっている方は、ウタマロクリーナーを薄めてから床拭きしてみてください。
ウタマロクリーナーは中性で、肌に優しい成分を使用していますから、子供がいる家庭でも安心して使うことができます。
また、洗剤独特の刺激的な匂いがなく、心地よいハーブの香りがするため、快適に掃除を行うことが可能です。
キッチンの油汚れ、シンクの水垢、トイレや浴室の清掃に至るまで、家中の様々な場所をこの一本できれいにすることができます。
大事なのは、自分の生活スタイルや掃除の頻度をしっかり考え、自分にとって最適な掃除用具を選ぶことです。
ウタマロクリーナーを使うのも良いですし、他の洗剤を選ぶのも一つの手です。
何よりも、自分自身に合った掃除方法を見つけ出すことが重要です。