お年玉を渡す時は、キレイな新札を使うのが一般的ですよね。
子供のころ、新鮮でピカピカの新札を受け取った時のわくわく感は、大人になった今でも鮮明に覚えています。
この記事では、お年玉は新札じゃないとダメなのか、そしてどのようにして新札を手に入れることができるのかをご紹介します。
他の大切なお祝い事では、新札を用意するのが礼儀とされています。
急な必要にも慌てずに済むよう、この情報をお役立てください。
お年玉に新札は必須?その理由とは
お年玉というと、新年の楽しい風習ですよね。
そもそも、なぜお年玉に新札を使うのでしょうか?その理由を見ていきましょう。
なぜお年玉に新札が選ばれるの?
お正月は新年を祝う大切な行事です。
この時期に交換されるお年玉は、結婚や出産など他のお祝いごとに渡されるご祝儀と同じく、新しい未使用の紙幣(新札)を使用することが一般的なマナーとされています。
お年玉や他のお祝い事で新札を用いる主な理由は以下の通りです。
- 新たな始まりを祝う象徴として
- 準備をして待っていた、という気持ちを表現するため
新札は日常ではあまり使われないもの。
だからこそ、「特別な日のために準備しました」という心配りが感じられるんですね。
逆に、悲しい出来事や急な事態でのご祝儀には新札を使わないものです。準備していたかのように見えてしまうからです。
ポチ袋に入れるときも新札は必要?
お年玉を折ってポチ袋に入れる場合でも、新しいお札を使うのが一般的です。
四つ折りは縁起が悪いとされるため、三つ折りにして入れることが推奨されています。
お相手が小さな子供であっても、新年のお祝いはしっかりとしたマナーで、新札を選んであげたいものです。
お年玉用の新札をゲットする5つの方法
1. 銀行で新札に交換しよう
お年玉用の新札を手に入れる確実な方法として、銀行での両替がおすすめです。
銀行窓口での両替
銀行の窓口で直接旧札を新札に交換してもらう方法があります。
必要事項を記入した両替用紙を提出し、新札を指定して口座から引き出すこともできます。
両替機を利用する
もし銀行に両替機が設置されていれば、より簡単に新札を入手できます。この自動機を使って、持っているお札を希望の金種に交換できます。
新札を選択できるので、間違いがないよう注意しましょう。
両替機はキャッシュカードや専用カードで操作でき、書類記入や長い待ち時間が不要で便利です。
ただし、両替機の利用時間は銀行の営業時間内に限られており、多くは平日の15時までです。土日や祝日は使えないので注意しましょう。
特に年末年始は銀行が混雑しやすく、12月は新札の需要が高まるため、窓口や両替機が込み合います。
12月中旬以降は特に混雑が予想されるので、早めの行動を心掛けましょう。
2. 郵便局で新札に交換してもらう
郵便局での新札への両替は、基本的に行われていないことが多いですが、大きな支店なら可能性があります。
小さな支店でも、新札に交換してくれることがありますが、新札の在庫がなく、両替は不可能なことも多いです。
両替をする際は、事前に用意された両替内訳書を記入し、窓口で手続きをします。
持参した現金の交換はもちろん、口座からの引き出しでの指定もOKです。
郵便局では両替は通常業務として行われません。
そのため、枚数制限はなく、手数料もかかりませんが、五千円札の新券は用意されておらず、両替できないこともある点に注意が必要です。
郵便局によっては新札の取り扱いが異なるため、無駄足にならないように大きな支店を選んで事前に確認してから訪れることをおすすめします。
3. ATMでの新札狙い作戦
土日や祝日、そして平日の営業時間外では、銀行や郵便局のATMが活躍します。
引き出し限度額まで試して、新札が出るかどうかチャレンジするのも一つの方法です。
通常、多くの銀行での一回の引き出し限度額は50万円までです。運が良ければ、新札が手に入るかもしれません。
千円札は、一部両替を指定したら、1万円分を千円札10枚で受け取ることができます。
4. コンビニATMで試してみる
銀行や郵便局のATMが閉まっている時間帯は、コンビニが頼りになります。
コンビニのATMはほぼ24時間利用可能です。
こちらも限度額まで引き出して、新札をゲットできるか試してみましょう。
ただし、利用料や時間外手数料が発生するので、その点は注意が必要です。
5. デパートや百貨店で新札を聞いてみよう
デパートや百貨店は土日や祝日でも開いていますよね。
特に大きな店舗なら、文具売り場でご祝儀袋を購入する際に「お祝い用の新札に交換してもらえますか?」と尋ねると、対応してくれることもあります。
ただし、店舗によってはできない場合もあるので、事前に電話で確認するとスムーズです。
年末まで営業しているところが多く、急な必要にも対応しやすいのが嬉しいポイントです。
新札がどうしても手に入らない時の裏ワザ
もしいろいろ試しても新札が手に入らなかったら、ちょっと意外な方法を試してみてはどうでしょう。
それは、アイロンを使ってお札をきれいにする方法です。
ヘア用のストレートアイロンでも大丈夫ですよ。
- アイロンを100℃に設定しておきます。
- お札を霧吹きで軽く湿らせます。
- あて布をして、お札の上からゆっくりアイロンをかけます。
- このプロセスを2回ほど繰り返し、お札のしわが取れたら完成です。
ただし、お札にはホログラムが含まれている部分がありますので、熱に弱いことを覚えておいてください。アイロンをかける際は、その部分を避けるようにしましょう。
新札が用意できない場合の対処法
もし時間の都合上で新札を準備できなかった場合や、急にお年玉が必要になった場合、新札がないということもあり得ますよね。
そんな時は、シワや折り目がない状態のきれいな紙幣(ピン札)を使いましょう。
【新札とピン札の違い】
新札とは、発行後一度も使用されていない紙幣のことを言います。
一方、ピン札は使われたことがあっても、シワや折り目がなく状態が良い紙幣のことを指します。
新札とピン札は見た目がほとんど変わらないため、ピン札を使うことは一つの良い選択肢です。
万が一、ピン札も手元にない場合は、持っている中で最も状態の良い紙幣を選びましょう。
ただし、本来は新札を用意するのが礼儀であるということを忘れずに。
場合によっては、新札を準備できなかったことに対するお詫びを一言添えてお年玉を渡すと良いでしょう。
まとめ お年玉は新札じゃないとダメ?新札に両替する方法5選と裏ワザも紹介
お年玉や御祝いに新札を用意するのは、新しいスタートを祝い、事前に準備をしたという配慮を示すためです。
新札を用意するには以下の方法がありました。
- 銀行で直接両替を行う
- 郵便局で新札に両替してもらう
- 銀行や郵便局のATMを使う
- コンビニのATMを活用する
- デパートや百貨店の文具売り場で新札を求める
年末は何かと忙しいですが、お年玉の準備は早めに行うことが大切です。
もし新札を手配する時間がなかった場合は、これらの方法と裏ワザを試してみてくださいね。
どうしても新札が手に入らなかった場合は、手元にある紙幣の中でもシワや折り目がないピン札やできるだけきれいなもので対応しましょう。