焼き芋の季節がやってきました。
家庭で簡単に美味しい焼き芋を作る方法を探している方に朗報です!
実はトースターでの焼き芋作りにはアルミホイルは不要。
直接焼くことで、焼き芋本来の美味しさを引き出すことができます。
この記事では、アルミホイルを使わないほうが良い理由と、焼き芋をトースターで作る際の作り方、電気代の目安も一緒にご紹介します。
また、「アルミホイルあり」と「アルミホイルなし」で作った焼き芋の違いや特徴を比較してまとめましたので、参考にしてくださいね。
なぜアルミホイルを使わない方がいいのか
トースターで焼き芋を作りたいとき、さつまいもをアルミホイルに包んで焼くと、本当の「焼き芋」にはなりません。
なぜかというと、アルミホイルの中では蒸し焼き状態になってしまうからです。
例えば、鮭のホイル焼きを思い浮かべてみてください。ホイルを開けると、鮭から出た水分で中はしっとりとしています。これは焼き魚とは全く異なる仕上がりですよね。
さつまいももアルミホイルで包むと、皮から中までしっとりとした「ふかし芋」になってしまいます。
もちろん、これはこれで美味しいですが、香ばしい「焼き芋」が食べたいならアルミホイルなしで作ってみてください。
トースターで焼き芋を作るコツと温度の調整
トースターで焼き芋を作るのは本当に簡単です。さつまいもをよく洗って、そのままトースターに入れて焼くだけ。
でも、より美味しい焼き芋を作るための温度設定にはちょっとしたコツがあります。
温度調節が可能なトースターの場合は、160℃の低温がおすすめです。
さつまいもの中心温度が65~75℃に保たれることで、自然な甘みが引き出されます。
低い温度でじっくりと焼くことが、甘味を最大限に引き出す秘訣です。
【低温調理で芋が甘くなる理由】
芋類を甘く仕上げたいなら、低温でゆっくりと加熱するのがポイントです。
70度前後の温度でデンプンを甘い麦芽糖に変える酵素が最も活発に働くからです。
一方、温度設定ができないトースターでも大丈夫。
例えば、500wの設定だと大体180℃、1000wだと約230℃になることが多いです。
ワット数を選ぶことができるなら、低温の500wで焼くと、より甘くて美味しい焼き芋が作れそうですね。
もし1000wのトースターしかない場合も心配無用ですよ。
W数が高いほど、機器が目的の温度に達するまでの時間が短くなります。
つまり、高ワットで設定すると、短時間で焼き上げることができるわけですね。
1000wでも、焼き芋は十分に甘く美味しく仕上がります。
ただし、太すぎるさつまいもは避け、加熱が均一に行われるように注意しましょう。
太いと、時間をかけて加熱する必要があり、ヒーターの近くが焦げやすくなるためサイズ選びが重要です。
焼き時間はさつまいもの大きさ(太さ)によって、調整しましょう。
トースターでアルミホイルなしで焼き芋を作る方法
サツマイモはじっくり時間をかけて加熱することで、甘みがぐんと増します。
もともと火が通るのが遅いサツマイモですが、そのおかげで長い加熱時間が甘みを引き出すんです。
だから、焦らずにゆっくりと熱を加えていくのがポイントですよ。
- まず、さつまいもをしっかりと洗いましょう。
- 洗ったさつまいもをトースターに並べます。アルミホイルで包まなくてOKです。
- トースターで1000Wで約15分間加熱します。
- 15分が経過したら、さつまいもをひっくり返して、さらに15分加熱します。この工程を2~3回繰り返して、均等に焼き上げます。
- 焼き上がりは、爪楊枝やフォークを刺してみてスムーズに通るかどうかでチェックしましょう。もしくは、トングでさつまいもを軽く押してみて柔らかくなっていれば、焼き芋の完成です。
【注意点】
さつまいもの大きさや太さによっては、合計で45〜60分の加熱が必要です。
焼き加減を均一にするため、15分ごとにさつまいもを回転させ、全面が均等に加熱されるようにしましょう。
また、加熱後のさつまいもとトースターは非常に熱くなりますので、火傷にはご注意を。
電気代はどのくらいかかる?
パンをトーストするのとは異なり、長い時間焼くので、少し電気代が気になりますよね。
電気代は電力会社や契約のプラン、使用する時間帯によって異なりますが、一般的に1000wのトースターを1時間使用したときの料金を30円として算出してみましょう。(実際にはこれより少ないことが多いです)。
例えば、1000wのトースターで30分焼いた場合の電気代は、
30円÷60分×30分で約15円です。
また、500wの設定で60分焼くとしたら、
30円の半分の15円÷60分×60分で同じく約15円がかかります。
お店で焼き芋を買うことを考えれば、家で作る方が材料費を含めてもずっとコストパフォーマンスがいいですね。
アルミホイルありとアルミホイルなしで焼いたときの違い
焼き芋をアルミホイルありとなしで焼いた際の特徴を以下の表にまとめました。
特徴 | アルミホイルあり | アルミホイルなし |
---|---|---|
見た目 | 皮が湿って内部までしっとり | 皮がパリッとして、焼き芋らしい見た目 |
甘さ | 糖分が少なく、クセがなく食べやすい | 水分が飛ぶことで糖分が凝縮され、甘みが増す |
風味 | 焦げがなく、クセがなく食べやすい味わい | 焦げた部分があり、香ばしい風味が加わる |
食感 | 滑らかでしっとりした食感 | ホクホクしていて、しっとり感もあるバランスの良い食感 |
一般的に、アルミホイルありで焼いた焼き芋はふかし芋のような仕上がりになり、アルミホイルなしで焼いた焼き芋は、本来の焼き芋の風味が楽しめるといえそうですね。
また、さつまいもの種類によっても食感や味わいが変わってくるでしょうから、お好みでアルミホイルを使うか使わないか、色々と試してみるのも楽しいかもしれません。
まとめ 焼き芋をトースターで!アルミホイルなしの作り方!アルミホイルありとの違いは?
焼き芋作りにトースターを使用するとき、焼き芋の風味と食感を向上させるためにはアルミホイルは不要です。
アルミホイルで包むと蒸し焼きになり、「ふかし芋」のようになります。
トースターでの焼き芋の作り方はサツマイモを洗って、トースターで焼くだけ。爪楊枝がスムーズに刺されば焼き上がりです。
温度やワット数が選べる場合、160℃や500wの低温でじっくり焼くと良いですが、1000wでも十分に美味しく作れます。
焦げすぎないよう、あまり太くないサツマイモを選び、中まで火を通しやすくなるようにしましょう。
気になる電気代は、1000wのトースターで30分ほど焼いて、約15円です。
この情報を参考にして、ぜひ自宅で簡単に美味しい焼き芋を作ってくださいね。