おしるこに合う餅の代わりになる食材と代用餅!ぜんざいとの違いも解説 | 色々情報メモ

おしるこに合う餅の代わりになる食材と代用餅!ぜんざいとの違いも解説

豆知識

冬が近づくと無性に食べたくなるのが温かいおしるこです。

普段は焼いたお餅を入れて楽しむのが一般的ですが、お餅が手元にない時は、他の食材で代用することもできます

では、お餅の代わりに何を使うと良いのでしょうか?

この記事では、おしるこの餅の代わりになる食材について、入れるだけの簡単なものから、少し手を加えて餅の代用品を作る方法までさまざまなアイデアをご紹介します
おしることぜんざいの違いについても説明しますので、読んでみてくださいね。

おしるこに合う餅の代わりになる意外な食材!お餅以外で楽しむ提案

「おしるこが食べたいけど、家にお餅がない!」そんなときに便利な代用食材をいくつか紹介します。

野菜

サツマイモかぼちゃを使った健康的なおしるこが全国で愛されています。

作り方はとても簡単で、サツマイモやかぼちゃを電子レンジで加熱した後、おしるこに入れるだけです。

特に北海道では「かぼちゃしるこ」として親しまれており、ふんわりとしたかぼちゃの自然な甘みがおしることよく調和します。

サツマイモは食物繊維が豊富で満足感が高く、朝食にもぴったりです。

お麩

は小麦粉から作られるため、もちもち感は少なめですが、おしるこ作りに便利です。

お麩を茹でて柔らかくし、おしるこに加えるだけで簡単に準備できます。お麩は低カロリーでダイエット中の方にもぴったりです。

もち粉を加えた「もち麩」を使うと、よりもちもちとした食感を楽しめます。

豆腐

豆腐もおすすめです。一見おしるこには合わないように思えるかもしれませんが、温めた豆腐と小豆は意外と相性が良いです。

加熱してから加えると温かく楽しめますが、切ってそのまま加えるだけでも手軽に食べられるのが魅力です。

大豆製の豆腐はタンパク質が豊富なので、炭水化物よりもタンパク質を取りたいときにもオススメです。

雪見だいふく

おしるこの中でアイスが溶け出し、温かいおしること冷たいアイスが絶妙に混ざり合うこの味わいは、まさに革新的。

雪見だいふくを食べたことがある人なら、想像だけでも、おしることぴったり合う組み合わせなのがわかります。

お餅を買うときには、大容量パックが多いため、少量だけ欲しいときには不便を感じることがあります。しかし、これらのアイデアは自宅に残っていたり、小分けパックもあるため、気軽に利用できます。

お餅を大量に用意することに躊躇している方は、ぜひ試してみてください。新しいお気に入りの味が見つかるかもしれません。

おしるこに代用の餅を作って入れる方法

餅の代替品①白玉団子

おしるこにお餅の代わりとして使える白玉団子は、白玉粉と水を混ぜてこね、茹でるだけの簡単なレシピです。意外と手軽に作れるのでおすすめです。

材料

  • 白玉粉: 100g
  • 水: 80g

作り方

  1. 白玉粉に水を少しづつ混ぜ合わせ手でよくこねます。
  2. 耳たぶくらいの固さになったら適当な大きさに丸めます。
  3. 沸騰したお湯で茹で、浮き上がって1〜2分経ったら完成。

餅の代替品②小麦粉で作るすいとん

小麦粉と水を混ぜて練り、茹でたすいとんは、もちもちの食感がお餅に似ていて、おしるこに加えると新しい風味が楽しめます。

一口サイズにすると食べやすくなります。

材料

  • 薄力粉: 120g
  • 片栗粉: 30g

作り方

  1. 薄力粉と片栗粉を混ぜ合わせます。
  2. 水を少しずつ加えながら手でよくこねます。
  3. 沸騰したお湯で茹でて完成です。

餅の代替品③ミルク餅

このミルク餅は牛乳の風味がほんのり感じられ、もっちりとした食感が特徴で、とろけるような柔らかさがあります。わらび餅を思わせる食感です。

お餅がない時でも、ミルク餅だけで十分楽しめ、おしるこに新しい風味を加えるのにもおすすめです。

材料

  • 牛乳:200ml
  • 片栗粉:大さじ3.5
  • 砂糖:大さじ2

作り方

  1. 全ての材料を小鍋に入れます。
  2. 弱火で加熱しながら、片栗粉が沈殿しないように続けてかき混ぜます。
  3. しっかりと火が通ったら、別の容器に移し、その容器を氷水に入れて冷ます。
  4. 固まれば完成です。スプーンで掬うか、切り分けてお召し上がりください。

お好みに合わせて硬さを調整し、お楽しみください。より硬めが好きな方は片栗粉を多めに、柔らかめが好みの方は片栗粉の量を減らし、水で調整してください。

おしるこだけではなく、きな粉をまぶしたり、黒蜜をかけても美味しいです。

餅の代替品④じゃがいも餅

じゃがいもを茹でてつぶし、片栗粉と混ぜ合わせて作ると「じゃがいも餅」ができます。

材料

  • じゃがいも:300g
  • 片栗粉:45g

作り方

  1. じゃがいもは皮を剥きます。
  2. 剥いだじゃがいもを鍋に入れ、柔らかくなるまで煮ます。
  3. じゃがいもが柔らかくなったら、水を捨ててマッシュします。
  4. まだ熱いうちに、マッシュしたじゃがいもに片栗粉を加え、よく混ぜ合わせて生地を作ります。
  5. 生地を好みの大きさに成形し、焼き上げて完成です。

餅の代替品⑤五平餅風ご飯

炊き立てのご飯を一口サイズに平らに形成し、少し焼くと五平餅のようになります。

この五平餅風のご飯をおしるこに加えれば、お餅の代わりとしても楽しめます。

おしるこ(お汁粉)の起源とその歴史

特徴とその変遷

おしるこは、「汁」の多いスイーツであり、あんこをベースにお餅や白玉団子を加えることが一般的です。

使用されるあんこは粒あんやこしあんで、どちらを使うかに特別な決まりはありません。

おしるこの起源は江戸時代にさかのぼります。
当初、おしるこは甘いスイーツではなく、塩を加えたしょっぱい料理としてお酒のつまみにされていたそうです。

初期のころは「すすり団子」という名前で呼ばれており、しょっぱい味のすすり団子から甘いおしるこに変わった経緯は、はっきりしていません。

名称の由来

おしるこには、粒あんとこしあんのどちらも使用されることがありますが、こしあんを使う際は粉状の「粉あん」を混ぜることもあります。

この「汁気のある」状態に「粉あん」が加わることから、「お汁粉」という名前が生まれたと言われています。

おしることぜんざいの違いとは?

「ぜんざい」とは、砂糖で甘く煮た小豆にお餅や白玉団子を加えた和菓子です。

対して、おしるこは汁気が豊富なのが特徴で、ぜんざいは比較的水分が少なく、小豆の粒が特徴的に仕上がります。

また、地域によって分類の仕方が異なります。

北海道ではおしることぜんざいの区別がほとんどなく、汁気の有無にかかわらずどちらの名前も使われることがあります。

一方、関東地方では小豆を使った汁物全般を「おしるこ」と称することが多いですが、地域によって「ぜんざい」と呼ばれる場合もあります。

関西や九州地方では、汁気のあるものを「おしるこ」、汁気のないものを「ぜんざい」として区別されることが多いです。

さらに、具材によって名称が変わる地域もあり、白玉団子を入れたものは「ぜんざい」、お餅を入れたものは「おしるこ」と呼ばれることもあります。

まとめ おしるこの餅の代わりになる代用食品

おしるこにお餅の代わりに入れることができるアイデアを紹介しました。

サツマイモやかぼちゃ、お麩、豆腐を加えてヘルシーにアレンジする方法や、ちょっぴり贅沢に雪見だいふくを加えるのもおすすめです。

ミルク餅やじゃがいも餅など、代用の餅を作るのも比較的かんたんなので、ぜひチャレンジしてみてください。

お正月の鏡開きで普通のおしるこに飽きてしまったり、お餅が手元にない時は、これらの代替品を使って、いつもとは一味違うおしるこを楽しみましょう。