さつまいも、子どもから大人まで皆が大好きなおやつですよね。
炊飯器を使えば、誰でも簡単においしくふかし芋が作れます。
でも、炊飯器で作るときはちょっとした注意が必要です。
この記事では、炊飯器で安全にさつまいもを美味しく調理する方法をお伝えします。
正しい手順で楽しくおいしいさつまいもを堪能しましょう。
さつまいもを炊飯器で!安全性ってどうなの?
炊飯器でさつまいもを蒸すのは、多くの家庭で楽しまれている方法です。
最近の炊飯器はさまざまなコースが付いていて、蒸し料理やケーキ作りなど、いろんな料理に活用できますね。
レシピサイトや料理本でさつまいもを炊飯器で蒸す方法が紹介されているのを見かけることもあります。基本的にはさつまいもを炊飯器で蒸すのは問題ないと言えるでしょう。
ですが、さつまいもを炊飯器で蒸す場合、完全には安心できない一面もあるんです。
特に、さつまいもを皮つきのまま、密閉して加熱すると、さつまいもの内部の圧力が高まり、爆発するリスクもゼロではありません。
また、炊飯器は元々お米を炊くために作られたものなので、使い方を間違えると、予期せぬトラブルが発生することも。
特に圧力式の炊飯器を使う場合は注意が必要です。
実際、フタが突然開いて中身が飛び散り、やけどをする事故の報告もあります。
事故の一例として、使用が禁じられているアイラップを使用したことが原因で爆発したケースがありました。
アイラップは熱湯ボイルや電子レンジに対応した袋です。
正しく使えば調理の幅が広がりとても便利!防災の観点からも需要が高まっています。
どこで売っているか知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。
安全を確保するためにも、使用前には必ずメーカーの指示に従い、特に、以下の点に注意が必要です。
- 内釜の蒸気口を覆うような物は入れないこと。
- 炊飯中にフタを開けない。
- フタが重くて開かない場合は、無理に開けないこと。
圧力式炊飯器は、炊飯以外の目的で使用することが事故の原因になることもあるため、まずは自宅の炊飯器がどのタイプかを確認しましょう。
炊飯器でさつまいもを蒸す際の注意点
炊飯器でさつまいもを蒸すのは意外と簡単で、美味しく仕上がりますが、いくつかのポイントを押さえておくと安心です。
説明書は必ず確認
まず、炊飯器の説明書を確認することが大切です。
炊飯器によっては、お米以外のものを調理することが推奨されていない場合もあります。
そのような炊飯器でさつまいもを蒸すと、故障や安全上のリスクを招く可能性があります。
多機能の炊飯器を使っている場合は、様々な食材に対応しているかもしれないので、その使い方や注意点も説明書でチェックしてください。
さつまいもを蒸すことが推奨されているかどうかを確認することが大切です。
ポリ袋は使用しないこと
さつまいもを蒸す際には、ポリ袋を使用するのを避けてください。
先にお話した事例にもありましたが、加熱中にポリ袋が膨らんで蒸気口を塞ぐと、内部の圧力が急激に高まり、蓋が開いてしまう危険があります。
これにより中身が飛び出して怪我をすることも。
ポリ袋を使う代わりに、直接釜に入れる方が安全です。
水分量を調整
さつまいもを蒸す時の水分量は非常に重要です。
水が少なすぎると焦げてしまうことがありますし、空焚きを防ぐためにも、心持ち多めに水を入れるほうが安心です。
さらに、水が少なすぎると内部の蒸気圧が不安定になり、それが原因で炊飯器の圧力が異常に高まるリスクがあります。
適切な水分量を加えることが大切です。
水分量の目安については、後ほどご説明しますね。
炊飯器でさつまいもを蒸すって、実はメリットたくさん!
爆発した事例などを見ると、少し心配になってしまったかもしれませんが、炊飯器でさつまいもを蒸すことにはいくつかの大きなメリットがありますよ。
均一に加熱できる
みなさんも知っての通り、電子レンジでの調理は速いですが、加熱ムラが発生しやすいんです。
特にさつまいものような厚みのある食材は、中心まで均一に加熱するのが難しいですよね。
でも、炊飯器なら一定の温度でゆっくりと全体に熱を通すことができるため、加熱ムラの心配がありません。
甘みが引き立つ
さつまいもの甘みは、じっくりと低温で加熱することで最大限に引き出されます。
炊飯器なら、適切な温度設定で時間をかけて加熱できるので、自然とさつまいもの甘みが増して、ほくほくの美味しさが楽しめます。
手間がかからない
これが最大の魅力かもしれません。
炊飯器で蒸し始めたら、あとは放っておくだけ。
火を使う調理や、電子レンジのように何度も様子を見る必要がないため、その間に他の家事を進めたり、少し休憩したりできるんです。
炊飯器を使ったさつまいもの蒸し方、一度試してみる価値はありますよ。
炊飯器でさつまいもを蒸す超簡単レシピ
続いて、さつまいもを炊飯器で蒸す簡単で美味しい方法をご紹介します。
炊飯器でさつまいもを爆発させずに蒸すちょっとしたポイントもありますよ。
- 下ごしらえさつまいもをキレイに洗う
さつまいもは土の中で育つ根菜です。収穫後は、土汚れが残ることが多いので、調理前にはしっかりと洗い流しましょう。
洗う際には、硬いたわしではなく、スポンジで優しく洗うことがポイントです。
強く擦ると栄養が流れ出てしまいますから、やさしく洗って、さつまいもの皮を傷つけないようにしましょう。
また、よく洗ったあとは、フォークなどでさつまいもに穴を開けておくか、両端を少し切っておくといいですよ。
これにより、加熱中に芋内部の圧力が逃げやすくなり、破裂を軽減できます。
- セットさつまいもと水を炊飯器に入れる
洗ったさつまいもを炊飯器の内釜に入れ、水を加えます。
水はさつまいもの高さの半分くらいまで入れます。
底から約2~3cmの水量が理想的です。水が多すぎると、さつまいもがどろどろになってしまうので注意しましょう。
ほくほくとした食感が好みなら、さつまいもの高さの約1/4の水を加え、ねっとり感を求めるなら、さつまいもの高さの半分くらいを目安として水を入れると良いでしょう。
食感の好みに合わせて水の量を調整してください。
- ラベル少しの塩をくわえてもOK
お好みで少量の塩を加えると、さつまいもの甘みがグッと引き立ちます。
塩はさつまいもの風味をより豊かにし、食感もほくほくになります。 - スタート炊飯器のスイッチをオン
さつまいもがセットできたら、炊飯器の蓋を閉めて、スイッチを入れましょう。
- 完成取り出す
炊き上がったら、さつまいもを炊飯器から取り出しましょう。
長く保温すると食感が損なわれることがあるため、炊きあがったら早めに取り出します。
アツアツなので火傷に注意し、トングなどを使うと便利です。
放置時間が長くなると、さつまいもの皮が内釜にくっついてしまうこともありますので、注意してください。
これらのポイントを守って、安全に美味しいさつまいもを炊飯器で楽しんでください。
炊飯器でさつまいも調理なら玄米モードがおすすめ!
もし炊飯器に玄米モードがあれば、それを選んでじっくり蒸してください。
炊飯器の玄米モードは、約70℃でゆっくりと玄米を炊く設計になっています。
さつまいもを甘く仕上げるためには、60℃から70℃でじっくり加熱するのがポイントなんです。
そのため、玄米モードでさつまいもを炊くと、さつまいもの甘みを最大限に引き出すことができます。
もし玄米モードがない場合は、通常の炊飯モードでOKです。
早く食べたいときには、早炊きモードを使いたくなることがあるかもしれませんね。
でも、早炊きモードでは甘みを引き出すのが難しいので、できれば通常モードでの調理をおすすめします。
まとめ さつまいもを炊飯器で爆発させないコツと注意点!安全で美味しい作り方も解説
炊飯器を使用してさつまいもを蒸す方法は、多くのメリットがありますが、いくつかの重要な注意点もあります。
炊飯器の説明書を確認し、推奨されていない設定での調理は避け、適切な水分量を加えることが重要です。
また、炊飯器の玄米モードの特性を活かして、さつまいもの自然な甘みをより引き出しましょう。
正しい知識と方法で、炊飯器を使ったさつまいもの調理を安全かつ効果的に行い、美味しいふかし芋を楽しんでください。