深夜にひとりでテレビがつく原因は?盗聴器ではない、起動する6つの可能性 | 色々情報メモ

深夜にひとりでテレビがつく原因は?盗聴器ではない、起動する6つの可能性

豆知識

リモコンに触れていないのに、なぜかテレビが勝手についてしまうことがあります。これは非常に奇妙で不気味な感覚です。

特に夜中に突然テレビがつくと、恐怖さえ感じてしまいます。

そんなことが続くと、盗聴器によるものではないかと疑いがちですが、実際にはもっと身近な原因が多いのです。

テレビが自動で起動するのは、テレビ自体の問題外部からの信号の干渉など、さまざまな原因が考えられることが分かりました。

この記事では、テレビが自動で起動する主な6つの理由と、それぞれの対処法について解説していきます。

テレビが勝手に起動する6つの主な理由

テレビが予期せずに起動する場合、主に以下の5つの理由が考えられます。

  • リモコンの故障や外部からの信号干渉
  • 隣室のリモコンによる誤操作
  • 事前に設定された視聴予約
  • オンタイマー設定による自動起動
  • 劣化した部品による接触不良
  • 無線電波の影響

これらの原因を一つずつ詳しく説明していきます。

リモコンのトラブル

長期間使用していると、リモコンが内部的に故障して勝手に信号を送ることがあります。

リモコンに触っていないのにテレビが点く場合、リモコンの電池を取り外して問題が解消するか試すのが一つの方法です。

これで問題が解消されれば、リモコンが原因である可能性が高いです。

リモコンが古くなった場合は、新しいものに交換することを検討しましょう。
多くのテレビメーカーがリモコンを単体で販売しています。

自宅に同じメーカーのテレビがある場合、
ほかのリモコンによる誤操作が起こることもあります。

このような場合、リモコンの設定を変更して特定のテレビのみが反応するよう設定できます。

例えば、シャープ製のテレビでは「テレビ番号」を設定し、同じ番号に設定されたリモコンのみが反応するようにすることが可能です。

また、他の電子機器のリモコンが原因でテレビが勝手に起動することもあります。
例えば、Amazon Fire TVのリモコンは非常に強力で、隣の部屋からでもテレビを操作できることがあります。

以上のように、リモコンや外部の信号干渉がテレビの予期せずの起動を引き起こす原因となることがありますので、設定や他のリモコンで確認をしてみてください。

近所のリモコンからの干渉

マンションのような密集した住環境では、隣室が使用しているテレビが同じメーカーの場合、隣室のリモコン操作が自分のテレビに影響を与え、自動で起動することがあります

予想以上にリモコンの電波は強力なんですね。

この場合、テレビの位置を変更することでこの問題は解決できます。

視聴予約の設定ミス

もしかして、毎週同じ時間にテレビが自動的に起動することはありませんか?

これは、録画予約と間違えて「視聴予約」を設定しているためかもしれません

設定された視聴予約の番組が終了するとテレビは自動的にオフになりますが、意図せず設定してしまった場合、まるでホラー映画のような体験になることも。特に夜中の予約の場合は尚更です。

オンタイマー設定による意図しないテレビの起動

視聴予約と同じように、オンタイマーが誤って設定されている場合も、リモコンを触ることなくテレビが起動します。

意図せずに設定してしまったり、うっかりボタンを押してしまうことが原因かもしれません。

テレビの設定メニューでオンタイマーが有効になっていないかを確認しましょう。

無線電波の影響

もし家が交通量の多い道路の近くにある場合、通りを行くトラックが利用する無線の電波の影響で、気づかないうちにテレビが勝手についてしまうことがあるようです。

テレビが勝手についたときの周りの状況をよく思い出して、外部からの無線信号の影響も考えてみる必要があります。

テレビの劣化による自動起動

長年使用しているとテレビの部品も老朽化し、接触不良が原因でテレビが勝手に起動することがあります。

テレビの寿命は通常10年程度とされていますが、それ以上使えることもあります。

しかし、先に挙げた原因の可能性がなく、対処法を試してみても勝手に起動する問題が頻発する場合は、新しいテレビへの交換を検討した方が良いかもしれません。

盗聴器がテレビの自動起動に影響を及ぼすか?

盗聴器は内蔵マイクを使って音声を拾い、それを受信機に電波で送信する仕組みを持っています。

このため、盗聴器の電波よってテレビが勝手についたのではないかと心配されることがあります。

ですが、そうした心配は不要です。

盗聴器がテレビの自動起動を引き起こすことはありません
これは、テレビと盗聴器が使用する周波数帯が異なるためです。

現在、盗聴によく使われている周波数は300番台(UHF帯域)です。
一方で、テレビやラジオの放送には主に100番台(VHF帯域)の周波数が使用されています。

以前はVHF帯域の周波数も盗聴器に利用されていましたが、同じ周波数同士が干渉しやすく、テレビやラジオ放送にノイズを引き起こすことが多かったため、現在は盗聴器での使用が減少しています。

盗聴器がたとえテレビと同じ周波数帯を使っていたとしても、テレビの電源を操作するほどの能力は持っていません。

つまり、テレビが勝手についたからといって、盗聴器があるということにはなりませんので安心してください。

ただし、VHF帯域の盗聴器が存在する場合は、テレビの映像や音声に不規則なノイズが発生することがあります。

もし映像や音声に異常が頻繁に発生するようになった場合は、盗聴器がある可能性を考慮するべきかもしれません。

まとめ:深夜にひとりでテレビがつく原因は?盗聴器ではない、起動する6つの可能性

テレビが予期せずに起動する現象には、リモコンの信号干渉、外部からの無線信号の影響、テレビのタイマーや予約機能の設定、テレビの劣化や老朽化などの原因が考えられることがわかりました。

私自身の経験では、家のテレビが予期せずに起動した時、子どもが間違って設定していた視聴予約やリモコンの故障が原因でした。

テレビが勝手に起動すると、驚いたり不安になったりすることがありますが、多くの場合、その理由は特定できます。

盗聴器は違う周波数帯の電波なので、それが原因である可能性は低いでしょう。

テレビが勝手につく原因をひとつずつ確認し、適切に対応をしてください。