日本郵便の提供する「レターパック」は、全国一律の料金で速達に匹敵する速さで届けられる便利な郵便サービスです。
一般的に、レターパックと速達はほぼ同じ速さで配達されるとされていますが、レターパックは場合によっては1日遅れが生じることがあります。
速達サービスは、特に重要な文書や急ぎの郵便物を迅速に届けることに特化しており、配送速度が最優先です。
一方で、レターパックプラスは受取人への直接手渡しや追跡機能が利点ですが、受取人が不在の際は受取が遅れることがあります。
ニーズに合わせた選択が重要です。
また、速達との比較で、大きさや重さが料金にどのように影響するかも注目される点です。
料金面で見ると、レターパックライトが最も価格が安い選択肢です。
特定の重さを超えると、レターパックプラスの方が速達よりも経済的になる場合があります。
本文では、「レターパック」と「速達」の実際の配送日数やコスト効率はどうなのか、徹底的に比較し、どちらがより迅速でコストパフォーマンスに優れているのかを詳細に分析します。
- レターパックプラス:600円、A4サイズまで、4kgまで、厚さ制限なし
- レターパックライト:430円、A4サイズまで、4kgまで、厚さ3cmまで
- 速達:郵便物の基本料金に、重さやサイズによって異なる料金を加えることで利用できます。
レターパックと速達、どちらがより速く届くのか?
レターパックと速達の配送速度に関しては、一般的にはどちらも同様に迅速に配送されると言われていますが、レターパックプラスの場合、時折1日遅れが生じることがあります。
速達は特に重要な文書や急を要する郵便物を速やかに届けるために特化したサービスで、配送速度が最優先されています。
一方、レターパックは追跡機能が特徴であり、これらは多くの利用者にとって確実に届いたかを確認できるメリットとなります。
ただし、レターパックプラスは直接手渡しのため、受取人が不在の際には配送が遅れる可能性がある点は注意が必要です。
レターパックプラスとレターパックライトは速達や日時指定サービスの提供はありません。
通常は速達と同等の速さで届くことが期待されますが、これは確実ではない点に注意が必要です。
速達とレターパックの配送日数の比較
では、「速達」と「レターパック」、どちらがより迅速に届けるかを日にちを比較してみましょう。
ここで、発送時間帯による配送速度の違いを詳しく見ていきます。
「速達」と「レターパック」の配送速度は同じでした。
【午前中に発送した場合】:速達とレターパックプラス
- 東京から北海道、青森、栃木、大阪、鹿児島、沖縄までは翌日の午前中に到着。
- 北海道から沖縄までは翌日の午後
- 青森から鹿児島までは翌々日の午前、大阪へは夕方に到着します。
【午後に発送した場合】:速達とレターパックプラス
- 東京から北海道、青森、鹿児島、沖縄へは翌日の午後に到着。栃木、大阪へは翌日の午前中に到着します。
- 北海道から沖縄、青森から鹿児島へは翌々日の午前、大阪へは夕方に到着します。
ちなみに、通常の手紙やハガキであれば、翌々日~3日後に到着します。
速達やレターパックを利用すれば、通常の手紙やハガキよりも1~2日早く到着することがわかります。
これらの配送オプションの配達日数は、日本郵便の公式ウェブサイトで簡単に検索が可能です。
発送元と宛先の郵便番号を入力すれば、具体的な配達日数がわかります。
興味がある方は、以下のリンクから日本郵便のサイトをチェックしてみてください。
このサイトでは、「ゆうパック」や「冷凍ゆうパック」「ゴルフゆうパック」「ゆうパケット」など、さまざまな配送サービスの詳細も確認できます。
不在時の配達の対応:速達とレターパックプラスの違い
速達とレターパックプラスの受けとりは基本的に直接受取人に手渡しすることになっています。
ただし、速達は、受取人が不在の場合は郵便受けに入れてもらえます。
郵便受けに収まらないサイズの郵便物や書留などの場合は、不在票が投函されます。
レターパックプラスは直接受取人に手渡しし、受取人の署名が必要です。
不在の際には、不在票をポストに入れられ、郵便物は配達を担当する郵便局に持ち戻られます。
このため、受取人が不在の場合は受取が遅くなることがあります。
一方、レターパックライトは受取人の郵便受けに配達されるため、受取人が不在でも問題ありません。
レターパックプラスとレターパックライトの配送速度はどっちが早い?
「レターパックプラス」と「レターパックライト」の配送速度は同じです。
しかし、公式情報によれば、「レターパックライト」の配送日数は、配送の状況によっては1日程度遅れが生じることがあるそうです。
「レターパックライト」の送達日数は、おおむね「レターパックプラス」と同様ですが、配達の状況によりさらに1日ほど日数がかかる場合があります。
引用元:日本郵便公式サイト
このため、特別な状況下で「レターパックライト」の配送が若干遅れることが考えられますが、これは稀なケースでしょう。
レターパックと速達、どちらがコストパフォーマンスに優れているのか?
次に、「レターパックプラス」と「レターパックライト」、そして速達の料金を比較してみましょう。
レターパックプラスは全国どこでも一律600円、レターパックライトは一律430円と非常にシンプルな料金設定です。
一方、速達の料金は郵便物の重さに応じて加算されるため、料金体系が複雑です。
例えば、250gまでの手紙やはがきには300円が追加され、1kgまでなら400円、4kgまでなら690円の追加料金がかかります。
また、ゆうメールを速達で送る場合、1kgまでに330円の追加料金が必要です。
これらの料金体系の違いから、レターパックと速達の直接的な比較が困難です。
そこで、同じA4サイズの定形外郵便(規格内)の速達料金と比較してみます。
- 定形外郵便(規格内)のサイズ:A4サイズまで、1kgまで、厚さ3cmまで
- レターパックプラスのサイズ:A4サイズまで、4kgまで、厚さ制限なし
- レターパックライトのサイズ:A4サイズまで、4kgまで、厚さ3cmまで
「定形外郵便(規格内)の速達料金」と「レターパック」の比較
重量 | 速達の料金(定形外規格内) | レターパックプラス | レターパックライト |
---|---|---|---|
~50g | 440円 | 600円 | 430円 |
~100g | 480円 | 600円 | 430円 |
~150g | 570円 | 600円 | 430円 |
~250g | 620円 | 600円 | 430円 |
~500g | 910円 | 600円 | 430円 |
~1kg | 1,150円 | 600円 | 430円 |
この比較表から分かるように、A4サイズの定形外郵便物においては、「レターパックライト」が全重量区分で最も安価です。
重さが増えるにつれて、「レターパックライト」および「レターパックプラス」のコスト効率が良くなります。
特に、250gを超える郵便物の場合、速達よりもレターパックプラスが経済的に有利です。
もしA4サイズの郵便物が定形サイズ(14~23.5cm×9~12cm以内、厚さ1cm以内、重さ50gまで)に折りたためる場合は、通常の定形郵便の速達料金410円がさらにコストを抑える選択肢となり得ます。
次に、A4サイズで厚さが3センチを超える定形外郵便(規格外)の料金比較を行います。
以下の表は、速達とレターパックプラスの料金を比較したものです。レターパックライトは厚さ3センチまでの制限があるため、このカテゴリーでは利用できません。
「定形外郵便(規格外)の速達料金」と「レターパック」の比較
重量区分 | 速達(定形外規格外) | レターパックプラス |
---|---|---|
~50g以内 | 560円 | 600円 |
~100g以内 | 590円 | 600円 |
~150g以内 | 690円 | 600円 |
~250g以内 | 750円 | 600円 |
~500g以内 | 1,060円 | 600円 |
~1kg以内 | 1,320円 | 600円 |
~2kg以内 | 2,040円 | 600円 |
~4kg以内 | 2,440円 | 600円 |
この表から見て取れるように、100グラムを超えるとレターパックプラスの方が経済的に有利であり、重量が増すほどその価格利点が顕著になります。
さらに、「ゆうメール」と「速達」の組み合わせによる比較も行いました。
「ゆうメールの速達料金」と「レターパック」の比較
重量区分 | 速達(ゆうメール) | レターパックプラス | レターパックライト |
---|---|---|---|
~150g以内 | 510円 | 600円 | 430円 |
~250g以内 | 545円 | 600円 | 430円 |
~500g以内 | 640円 | 600円 | 430円 |
~1kg以内 | 690円 | 600円 | 430円 |
表からわかるように、レターパックプラスが最もコストパフォーマンスに優れる選択となります。
さらに、重さが500gを超えると、レターパックプラスのほうがお得です。
ゆうメールのサイズは長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、1kg以内で、冊子やDVDなどを送るのに適しています。
定形外郵便物は通常の手紙や申込書、領収書などの送付が可能ですが、ゆうメールは信書を送ることができません。レターパックは信書の送付も可能です。
料金計算や詳細な情報は日本郵便の公式サイトで確認できます。
これらの情報を活用し、最適な郵送方法を選択してください。
レターパックプラスを早く届けたいときに知っておきたいこと
レターパックプラスで物品を送る際の注意事項
レターパックプラスを利用して書類以外のアイテムを送る際、物品によっては、航空輸送の安全規制により配送方法がトラック便に変更されることがあります。
特に長距離の配送では、この変更により配送が1日以上遅れることがあるため、事前の配送計画を立てる際には注意が必要です。
また、電子機器を送る場合は特に慎重になる必要があります。
これらの製品は電池を含むことが多いため、ほぼ確実にトラック便での配送に変更されることが一般的です。
郵便局の窓口とポスト投函の配送速度の比較
緊急で郵便物を送る必要がある場合、ポストか郵便局の窓口、どちらで発送するかは配送の速さに影響を及ぼす可能性があります。
その日の集荷のタイミングによって最適な選択が異なるため、集荷スケジュールの詳細を把握することが重要です。
特に急ぎで郵便物を送る場合は、大規模な郵便局の集配窓口からの発送が効果的です。
これらの窓口は通常「ゆうゆう窓口」として知られ、郵便局の公式サイトで最寄りの局を確認することができます。
窓口での発送の利点
- 郵便料金が正確に計算されるため、料金の間違いを防げる
- 発送時にレシートを受け取ることができる
- 規定のサイズを超えていなければ、大きな荷物も発送可能
ただし、窓口は特定の時間にしか開いていないため、利用可能な時間を確認する必要があります。
ポスト投函の利点
- 一年中いつでも投函可能で、迅速に発送したい時に便利
しかし、切手が不足していると郵便物が戻されるリスクがあり、レシートや証明書を受け取ることはできません。
また、投函口に収まらない大きな荷物は投函できません。
総合的に見て、速さと確実性を求める場合は、郵便局の窓口での発送が推奨されます。
まとめ レターパックと速達、どっちが速くて、どちらがコスパがいいのか徹底比較
この記事では、「レターパック」と「速達」の配送速度と料金を比較しました。
配送速度については、「レターパック」と「速達」の間に差はありませんでした。
そのため、どちらを選ぶかは料金の面で決めることになります。
料金に関しては、レターパックライトが最も安くなっています。
また、レターパックプラスは一定の重さを超えると、速達よりも経済的になる可能性があります。